公募価格

公募価格とは

公募価格とは、新規に公開する株式(IPO銘柄)を購入する際の価格のことを指します。企業が新規に株式を公開する場合、一般的に証券会社が「××円~○○円の間なら何円で何株欲しいか」と投資家に尋ね、そこで申告された需要状況に応じて公募価格を決定するブックビルディング方式が採用されています。このIPO銘柄への投資を行う投資家は、公募価格で株を上場日以前に購入しておくことで、上場日以降に株式市場を通じて自由にその株を売却することができるようになります。

公募価格は仮条件の上限価格となるのがほとんど

ブックビルディング方式では投資家に条件を提示し、その条件の範囲内で投資家の需要を探ることになります。この投資家に提示される条件のことを「仮条件」といいますが、多くの場合、公募価格は「仮条件」の上限価格になります。IPO銘柄への投資はかなり勝率の高い投資だと多くの投資家が考えているため、仮条件の最も高い株価であっても、IPOを行う企業が発行する株式数を十分に上回るだけの需要が集まるからです。そして、仮条件の上限価格に公募価格が設定されたとしても、それは株の供給量を需要量が上回っていることを示しているため、上場初日の株価は公募価格よりも高くなる傾向にあります。そのため、公募価格が仮条件の上限に設定されたからといって高いと感じる必要はなく、むしろ積極的に投資を行ってよいIPO銘柄と言えます。
しかし、公募価格が仮条件の上限価格よりも低い価格に決定された場合には要注意です。これは通常は人気が集まるIPO銘柄にもかかわらず、十分な需要がないということを示唆しています。そのため、上場日以降も株価が上がりにくい可能性が高いと言えるので、勝率の高いIPO投資といえども、こうした銘柄への投資は避けた方がよいでしょう。

IPO投資を行う場合は公募価格が決定されてからではもう遅い

IPO銘柄ではほとんどの場合、公募に応募した投資家の中から抽選で選ばれた投資家だけが、公募価格でそのIPO銘柄を購入できるという形になります。しかしながら、この公募での抽選に参加できる投資家というのは、ブックビルディング方式での需要申告に参加した投資家だけであることがほとんどです。そのため、公募価格が決まってからそのIPO銘柄への投資を行うとしても既に遅く、ブックビルディングの段階で参加しておく必要があります。

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